生産調整から一転、増産指示

連日の製品出荷スケジュール調整なり

今朝、オフィスへ向かう途中、いつものように最寄り駅で電車をおりて歩いていると後ろから来た同僚に促されて一緒にタクシーに乗り込んだ。彼は欧州のお客様向けの製品を生産しているBUの責任者だ。車内に乗り込むと運転手に行き先を告げると一気に話し始めた。「昨夜も12時過ぎまで製品出荷スケジュールでビデオ会議やってたに、今日はこれからすぐに別のお客さんとビデオ会議なんだよ。疲れる。」今、部品納期が異常なほどに伸びていることは世界中で周知のとおりだ。「そんなに大変なん?」聞くと、「Yup, you know」から始まって状況を話してくれた。去年はコロナの影響でプッシュアウトしてくれと生産調整していたお客さんが今年は一転して早く出荷しろの一点張りだそうだ。部品がないのは知ってるだろって答えても市場から買い集めて生産してくれと言ってくるらしい。しかも、市場からスポットバイする際の単価は10倍、20倍もしてるのにだ。すると割高で購入した部品の費用は「折半ね」と言ってくる。そんな要求、飲める訳ねぇ~じゃん、カッモ~ン」って感じで私に息まいてくる。すべのお客さんが同じ状況らしい。中にはGMレベルでは話にならないとCEOまで会議に入ってくるお客さんもあるそうだ。当分、続きそうですね。