香港は旧正月、目前

街なかは少しザワツキ始めています。

2023年年が明けて最初の日曜日の今日、日本で言うところの「渋谷」みたいな老若男女が集まるコーズウェイベイに買い物に行って来ました。昨年、一昨年と違ったのは人出の多さです。少し前に香港政府はコロナの規制を大幅に緩和しました。以前はワクチン接種証明がないとレストランやバーには入ることが出来ませんでした。また、入境者はPCR検査と7日間の自主観察隔離といった規制が実施されていました。ちょうど一年前、私は日本出張のあと狭い狭い政府姉弟の隔離ホテルで3週間の強制隔離下にありました。それも今は一切ありません。

今日のコーズウェイベイにはマスクこそ強制下にありますが、それ以外は全く普通の生活に戻っています。至る所から正月独特の中国的な音楽は聞こえてくるし「利是(れいし)」という中華圏独特のお年玉を入れる紙の小さなポチ袋が新年の飾り付けと一緒に所狭しと売られていました。行き交う人々は「お年賀」ようのお菓子や大根餅を買い求めて人だかりができていました。3年前の旧正月の雰囲気にすっかり戻っています。

ただどうしても気になるのは香港の人々からすっかり笑顔が消えてしまったことです。賑やかそうに見えていて、でもどことなく寂しそうな顔に見えて仕方ありません。心の底からやってくる新しい年を嬉しく思っているように見えないのです。私の勝手な思い込みもあるのでしょうが・・・今日の天気のように曇り空でスッキリしない雰囲気でした。