香港の今に思うこと

ノーマスクは4割程度?

香港では3月1日から屋内外でマスク着用義務が撤廃されました。4週目に入った今、私の印象では街中やMTRでノーマスクの人の割合は4割程度です。私はほとんどノーマスクです。西洋人らしき人々はほぼ100パーセントノーマスクです。日本人は1割程度ですね。日本と同じ状況ではないでしょうか?2週間前に出張で行った日本でも私は人目を気にすることなくほぼノーマスクで過ごしました。2019年末に広がった新型コロナですが、幸いなことに私は今まで感染することなく過ごせています。不定期でしたが自主的に行っていたRATテストではずっと一本千のnegativeでした。でもきっと感染はしていたんでしょうね。発症しなかっただけかもしれません。コンサルタントとして毎日出勤しているVTechのオフィスではマスク、ノーマスクはバラバラです。ノーマスクは少ない印象です。女性はほぼほぼマスク、男性でも一部のみがノーマスクといったところです。

隔離中のビルから眺めていた香港のビル群。どことなく懐かしかったりして 🙂


ところで、やっと香港と中国との往来が普通に戻りましたね。ノービザで大陸へ入ることが出来るようになりました。でもなんだか腰が重くて工場がある東莞に行こうという気持ちにはなれません。周りの同僚たちは以前と同じように月曜日は香港事務所へ出勤して火曜日から泊まり込みで金曜日まで東莞の工場へ行く生活に戻っています。来場者リストを見ると少しづつ欧米からのお客さんが来始めています。最初に日本から来るお客さんはどちらのお客さんでしょうか?コロナ禍であれだけ待ち望んだ「普通」が目の前にやってきたと言うのにもう少し「不普通」で居たいと思ってみたりしています 🙂

Frites LEFFE

Thank you so much to Department of Health!

PCR検査のペナルティが戻ってくるぅ~

自宅に届いた何やら不信な茶封筒 ON GOVERNMENT SERVICE の大きな文字が!

月曜日に香港政府から「ON GOVERNMENT SERVICE」と書かれたやけに重々しい大き目の茶封筒が届いた。なんだろうと開けてみると行政機関が発行しているらしい正式な書類が数枚でてきた。読んでみるとこの手紙を受信後10日以内に申し込みをせよとのこと。何のことだろうと思って詳しく読み込んでいる途中でピンときた。夏ごろに支払ったペナルティを返してくれるんかな?っと!昨年、日本から戻った際にコロナ規制の条件措置となっていたPCRテストを自分のチョンボですっぽかしてしまっていた。電話で警告を受けてすぐに市街地のPCR検査場で受信はしたのだけれど結果的にペナルティとしてHKD10,000を支払ったのだった。嫁からはさんざん嫌味を言われたのを思い出した。なんとその時支払った金額を返金してくれると書いてある。やったぁ~(笑

何度も読み返した理解した。返金のための申し込み書

書類に書かれてある書類(ペナルティを支払った時の領収書、Application form、Authorized Letter)をそろえて10日以内に請求せよと。書類の提出方法は持ち込み、郵送、FAX、それにWhatsAppも可能と書いてある。すぐに書類をすべてpdfで準備して指定された電話番号へWhatsAppで送信した。4~6週間でChequeを送ってくれるそうだ。
Thank you so much to Department of Health!

香港は3月1日からマスク着用義務を撤廃した。通勤途中の駅や電車内でもちらほらとノーマスクの人を見かける状態だ。意外にも若い女性が外しているケースも少なくない。月末には香港で最大のスポーツイベントである「Hong Kong Seven’s」が開催される。2019年11月に始まったコロナがようやく終わろうとしている。

2023年3月1日の朝の通勤電車内の様子です。印象ですが95%の人々がマスクを着けていました。

香港人

決してプライベートには立ち入らない、それがルールだ。

昨日、知り合いの香港人に聞いてみた。MTRの中で大声でスマホで会話している人に周りの人は静かにしろと何故言わないのかと、すぐに笑って答えてくれた。
「MTRでスマホで会話してはダメってルールないからね」
「えっ?」
「言ってもいいけどきっと相手は会話はやめないよ」
「あなたに関係ないよって言われるよ。あはは」
なるほどそう言うことか!要するにルールにない、エチケットとかマナーとか言う日本では当たり前の周りに気を使うといった配慮という感覚はないんだな。日本では歩い意味ルールよりもマナーやエチケットが優先されている環境があると思う。でもここ香港では周知徹底されてルールという明確な約束ごとがすべてなのかもしれない。そしてその知人は続けて教えてくれた。
「映画館とかコンサートホールとかではスマホでの会話はNGというルールになっているよ。自分も映画館で前のおばさんに『うるさい、喋るな』と注意したことあるよ」と教えてくれた。
「そしたらおばんちゃん、どうしたの?」聞くと
「すぐに静かになったよ。だってルールだからね」
香港人は決してプライベートには入ってこないよ。相手にも干渉しないし自分にも干渉してほしくないと思っているのがほとんどだ。だからMTRの中で大きな声でスマホで会話していてもルールの範囲外だし干渉したくないからうるさくても注意しない。ある意味、自分の領域は自分で守るしそれ以外の部分には関わらない。
そうそれが香港なんだな、改めて認識した次第です。

今、中国行くなら「神カード」

15日間の短期ビザ免除はいつのことやら

昨日、友人に聞きたいことがあってWhatsApp経由で連絡をした。着信と発信の入れ違いのなかで何とかつながったのだけれどスムーズに会話ができない。「なんか電波悪くない?」聞くと「すみません、今上海なんです」と途切れ途切れの電波の中で返事がきた。「あれ?ビザは?」と聞き直したところで電波がきれた。電波が悪いのかそれともWhatsAppの使用規制なのか明確な原因は不明だ。普通の電話でかけなおして改めて聞いてみた
「ビザは?」
「5時間並びました(><)」
「えぇ5時間?」
「はい」
ビザの申請自体は代理でも受け付けているそうだが面談中にいろんな質問もあるし最後に本人のサインも必要なので結局本人じゃないと出直しになるとのこと。それにしても5時間は長いなぁ~申請してから3日でビザは入手できたとのこと。それで気になっていたAPACカードの効力についても聞いてみた。「APACカードを持っているとビザは不要って本当なん???」「本当です、神カードって呼んでますよ(笑」 イミグレをスルーで通過できるらしい。よかった今後使って久しぶりに工場に行ってみようかな 🙂

これが巷で噂の「神カード」中国に行くときはお忘れなく 🙂

香港中国間の往来が自由に!

日本人の中国入境には依然としてVISA必須

はぁ~(><) 本日(2月6日)より香港の入境時の規制が大幅に緩和されました。具体的には48時間以内のRATテストで陰性を確認することと入境後に5日間自身でRATテストで自己観察すること以外特に条件はありません。以前のような強制隔離やPCRテストによる陰性証明書の提示などが完全に撤廃されました。さらも中国本土と香港の間の往来についても大幅に規制が緩和されました。1日の往来人数の制限もなくなってPCRテストや強制隔離も撤廃です。ただし日本人が中国に入る際にはその目的に合わせたVISA取得が必須とのことです。日本人にとっての中国渡航については更なる規制緩和を待つ必要がありそうです。とは言え、香港と中国間の往来がこれだけ緩和されると香港内の経済面の回復は一気に回復しそうです。依然として中国政府が日本への団体渡航を制限していることで香港や日本以外のアジアの国々へ旅行する人が増えるでしょうね。日本政府と中国政府の駆け引きが面白いですね。中国政府は日本政府が中国人の入境規制を撤廃するまで団体旅行を許可しないでしょう。経済の回復を一日でも早く願う日本政府が中国人の爆買い無しにいつまで我慢できるか中国政府はイヒヒって感じで見ているんでしょうね。
この往来の規制撤廃について個人的にはさほど大きな影響は受けないんんですが、電車の中に中国人が増えるのがちと憂鬱になりますね。さらに何かと用事で行く機会の多い「尖沙咀」でも多くの中国人が押し寄せると思うともう行くのやめようかなって気になりますね。まぁいづれコロナ前の「普通」に戻ることを目標にいろんな規制や制限を耐えてきたわけですから規制撤廃を喜ぶべきなんでしょうが・・・・今日はちと複雑です。

Time Flies & Offsite meeting

あっと言う間に1月が過ぎ去ってしまったことは前回このブログで書いたところですね。12月、1月と仕事という仕事はほとんどしていないんで後ろめたい気持ちでいっぱいです。

VTechでは毎年2月にオフサイトミーティングと言う全社あげての今年一年間のビジネス方針というか取り組みを話し合う会議が行われます。その会議に合わせて各々の部署が一年間の方針やアクションプランを発表するんですが、日本マーケットの責任者としてアイディアを出すように指示を受けてたんです。そこで私が提出した内容は下記です。

1)日本にブランチオフィスを設立する。
2)日系EMSとの業務提携を図る。
3)中国に日系企業と合弁会社を設立する

です。1)については日本からのビジネス(売上・利益)もある程度増えてきているし日本に窓口となる事務所を持って新規ビジネスの獲得をさらに加速させるのもいいかなと思ってのことです。2)についてはVTechにとっては直近では際立ってのメリットはありません。ですが長期視点からみるときっと競業という関係が構築できればビジネス拡大に役に立つはずです。3)は将来のビジネス拡大の種まきです。中国市場はこれから無視して進めない大きなマーケットです。今今は政治的な緊張や感情的な嫌悪感が障害になってはいますがビジネス面からみて中国に進出してビジネスを拡大したいと考えているいる日系企業と合弁会社を立ち上げてVTechでその製品を製造するというビジネスモデルはきっと成功するでしょうと勝手に考えています。もしこのブログを見て「そっか」と閃いた方がいらっしゃいましたら直接メールでご連絡をお願い致します。楽しく明るく一緒にお仕事しましょう 🙂

オフサイトミーティングには私は参加はしませんが、結果は別途このブログでできる範囲でご紹介しますね。楽しみにしていてくださいね。

家族でたまにいくイタリアンレストラン PICI のモッツァレラチーズです。PICI ってイタリア語でパスタのことなんですって、知らんかった 🙂

一月も終わり

昨年末12月7日から10日間日本へ出張してからクリスマスとニューイヤーホリデーとソワソワした気分が続いて年が明けて1月11日からまた日本出張だった。21日に香港に戻ってきてすぐに春節のお休みに入った。1月25日までが正式には祝日だったのだけれど、取り敢えず26日は出勤して27日は気分でお休みした。そして今日30日(月)本格的に出勤となった。ここで言う出勤とはVTechへのコンサルタントとしての出勤を指します。2ヶ月とまでは行かないけれどサラリーマンとしてはロングバケーション的な時間だったなぁ〜と思い返しています。楽しいことや嬉しかったこと、少しの心配や後悔や反省などなど気持ちと頭がごちゃごちゃになっています。日本で再会を約束していたにも関わらず叶わなかった友人、知人の方々すみませんでした。いつの日か必ず会いに行きます。その時はどうぞよろしくお願いします。

さて仕事です。今年は何としても新規ビジネスを明確に立ち上げる必要があります。楽しみでもありプレッシャーもあります。それからVTechのコンサルタントとしての仕事、日系企業さんへのサポートを以前にも増して絡み具合を深くして行こうと思っています。そうすることでサンテックとしての新規ビジネスも見えてきそうな気がしています。日本とマレーシア、もしかしたらメキシコも守備範囲に入ってきそうな気がしています。

Vtech以外ではIoT絡みのネットワークビジネスに期待しています。全くに近い素人の私が人脈だけを頼りにここ香港で新規ビジネスの確立に挑戦していこうと思っています。詳細は別の機会にご紹介したいと思っています。さぁ気力が漲ってきたぞ!

CausewayBayのファッションウォーク側の横断歩道からの一枚です。遠くに見える夕暮が綺麗でしょ 🙂

春節というのに

いろんな物が壊れてく

春節だというのに次から次へといろんな物が壊れていく、参ったなぁ〜
まず最初にやられたのがノートパソコン、香港空港についてPCR検査もなくなってコロナ前の入国手続きに戻って良かったなぁと思いながらターンテーブルから取り出したスーツケースを床に置いて少し動かした時だった。あれっ?スーツケースの下に液体が・・・えっ?何だろう?確かに自分のスーツケースから漏れている。急いで床に広げてみると中でビールが破裂していた。あっちゃー(><)運が悪いことにスーツケースを立てた状態でパソコンの上側にそのビールがあって空き缶の中にはビールは残っておらずパソコンと衣類やお土産などがすっかり飲み干していた。恐る恐るスイッチを入れてみるも反応は無し、やっちまった。

家に帰って乾燥させたら何とか復活してくれるだろうと思い直して帰宅、すると夜中にトイレの水が流れなくなってしまった。えぇっ!マジかよ!(実は香港では水が止まるのは日常茶飯事なんです)はぁと気持ちを切り替えてシャワーヘッドから水を入れ直してやり過ごすことにした。明日になれば何とか復旧してくれるはずだ。さらに突然だけどワイヤレスルーターまで死んでしまった。長年愛用してきたアップルのタイムカプセルだ。何の前触れもなく突然電話を出さなくなってしまった。おいおい

小さいことだけど、着替えたジーパン(要するにデニム)をハンガーにかけようとした時、ばきっと音がして割れて使えなくなってしまった。おいおい

それでもWiFiルータは新らしくTPーLIMKを買って設定もスムーズにできた。パソコンについては今日、会社にってITのスタッフにお願いして修復してもらうことにした。幸いハードディスクはダメージを受けておらず復活可能、取り出して簡易版のノートパソコンに移植してもらって使えるようになった。ビールを浴びた本体は修理に出してくれることになった。それにしても新年早々、いろんなものが恐れて新調できて良かったのかも知れないなと思うことにした。

出発前の羽田空港、キャセイのラウンジにて

さぁ香港に帰ろう!

今、羽田空港のキャセイのラウンジにいます。これから香港に帰ります。10日間の出張でした。今回の出張では新しいビジネスの可能性も感じられたし自分のこれからの仕事に対する向き合い方も再確認できました。そういう意味で新年明けてとてもいい出張になったなぁと実感しています。日本でお会いしたみなさん本当にありがとうございました。

今年は日本とマレーシアへの出張が増えると思っています。以前として中国とアメリカとの緊張関係は続くでしょう。日本企業としてはコストメリットはあるとは理解していても積極的には中国生産を選択することは難しいでしょうね。もうひとつの懸念は円安ですね。3月までは今の状況が続くでしょう。黒田さんが交代する4月以降はきっと円安に振れることは許されない雰囲気になるでしょうから新しい日銀総裁の方針をしっかり理解してビジネスの方向性を見極めた上でEMS生産の提案をしていくことになると思われます。

円安は抑えられてコストダウンを検討していた企業は積極的に今だとばかりにアジア地区へ進出していくでしょうね。マレーシアはとっても可能性を秘めた生産拠点と思っています。海外生産に躊躇すると3年後、5年後に大きく競争相手から遅れをとることになりかねません。今が決断の時です。そう思います。

ついにその日が来てしまった。

香港と中国間の往来に隔離規制が撤廃されました!

年末に家族と友人と一緒にPEAKに行ってきました。100万ドルの夜景は健在でした。

1月8日から香港と中国間の往来について強制隔離措置が撤廃されました。日本のニュースでも取り上げられていたのでご存知の方も多いと思います。この規制撤廃は中国の方にとっては朗報でしょう。海外から帰国する際に以前は5日間の強瀬隔離と3日間の観察期間が必要でした。その規制がなくなったのです。帰国後は隔離無しで普通の生活に戻れるのです。

現時点での香港と中国間の往来について一日あたり50,000人です。さらにイミグレーションは落馬洲(MTR)、深圳湾(車)、中港城(フェリー)などを含む7ヶ所だそうです。羅湖駅は解放されていません。今朝の出勤時にみたMTRの行先案内板にも「落馬洲」の表示がありました。

とうとうこの日が来てしまいました。香港も中国同様に来週末21日から旧正月です。香港は中国よりも一足先に強制隔離は撤廃されています。レストランやバー、公共施設などへの立ち入りの際にワクチン証明などを提示する必要はありません。旧正月のお休み期間には一気に海外へ行く人達で大賑わいすることでしょう。怖いにはその反動です。休み明けには一気に感染者数は増加するでしょうね。今は感染しても政府の窓口に自己申告せずに風邪薬を飲んで自分で治るのを待つというケースが増えているようです。現に私の知り合いにもRATで陽性反応がでて自宅で治るのを待っていたとう人もいます。街中の風邪薬は品薄状態が続いています。

いつまでも海外との往来を規制しているわけにもいかないのは明らかですし、いつ解放するのか時期の問題だけだった訳ですし、それが今なんでしょうね。受け入れるしかないようです。個人的にはもう少し大陸の方々が居ない香港でいてほしかったと思うのです。