Happy Mid-Autumn Festival

中秋快楽

旧暦8月15日が中秋節です。今年は明日9月10日がその日にあたります。お昼休み前に総務の女性が今日はみんなで中秋節の飲茶ランチだよ。一緒に行こうと誘ってくれました。ということで久しぶりの飲茶してきました。事務所から歩いてローカルのレストランに着くと中秋節をお祝いしているような集まりが多くのテーブルいます。依然としてコロナ感染規制があってひとつのテーブルには8人までしか付くことができません。同じ営業の担当と一緒に男性ばかりのテーブルにつきました。あまり変わり映えのしない DIM SAM(点心)が一気に配膳されてだれかが声をかけてお茶で乾杯です。ひとしきりたわいもない話をしながら食べて一服したところでテーブルにいる若い同僚たちに聞いてみました。

飲茶の点心の定番、シウマイです。日本のそれよりも大きくで中に入っている具も大きめでおいしいです。

最初はぼんやりとして質問として「Do you like China?」と言うと、中国は好きだよ。だって中国の技術力はすっごいよ。新幹線の駅の改札なんかは顔認識でだれも駅員はいないんだぜ。深圳の技術開発能力はとんでもないといった驚異的な技術力をまるで自分たちのことのように自慢していました。それから話題も和んだところで「How about national security law?」と聞いてみました。一瞬テーブルに居た全員が言葉を発せず気まずい一瞬の「間」が出来ました。「まずかったかな」と内心思っていると若手の一人が「It’s good for China」というとさっきの間が一気に笑いにほどけました。当然、テーブルについている全員が私のことを日本人と認識していて過敏になる必要はないと思っているはずです。将来の自由に対してはどう?と聞くと「Nobody knows future.」とのことでした。私には全員がどことなく寂しそうな顔をしているように見えました。それでも彼らは今、目の前の香港を精一杯に明るく生きようとしているように見えました。

私のお気に入り「チャーシューパオ」です。ふわふわの生地で甘辛く煮たチャーシューと野菜を包んで蒸した豚まんみたいな点心です。これも定番です。