香港人口増加中

2024年750万人超え?

昨夜のNHK BSニュース 国際報道2024を観ていて驚いた。2022年には大陸の脅威や新型コロナウィルスの影響もあって香港の人口は730万人程度まで落ち込んだらしい。2年後の2024年の直近のデータでは750万人まで持ち直しているとのこと。ニュースでは増加した20万人のうち半数以上の10数万人が大陸からの移民者と紹介していた。背景に香港政府が推奨している外国人向けの新しいVISAプログラムがあるらしい。新VISAの内容については詳しく紹介されていなかったが現在進行形で大陸からの流入が加速していると紹介していた。逆に香港人はカナダ、UK、オーストラリアなどへの移住が増加しているとも紹介されていた。また香港大学の教授の話としてこのまま大陸からの入境者が増え続けると国際都市香港としてのアドバンテージは消えさり単なる中国のひとつの都市になってしまうと危惧するコメントが流れていた。さらにNHK香港支局の記者からは今の流れは止めることは出来ず逆に加速しているのレポートもあった。この先、いったい香港はどうなるんだろう?

円安に歓喜の香港人

恨めしやぁ~二重価格と円レート

今朝の話です。社内のITシステムを担当している仲のいい同僚の香港人が机までやってきて少し興奮気味に自分のスマホを見せながら「4月1日から5日まで日本に行くんだ」と言ってきました。あぁイースターホリデーだもんね。と返すとスマホの写真を見せながら成田に行ってレンタカーを借りて甲府まで行くとのことだった。調べたら成田から甲府までは約3時間程度で行けるそうだけど本当か?と聞いてきた。もう少しかかるかもねと適当に答えると人の返事は耳に入れず間髪を置かずに「おい、これを見てみろ」と次の写真を見せてきた。みると甲府にある居酒屋のメニューの写真だ。そこには居酒屋で馴染みの一品物の料理を値段が並んでいた。それを見ながら更にテンションを上げて「この値段を見てみろ、安すぎるだろ、あははは」 そこには¥380、\680、\980 数字が並んでいた。アゲアゲになるのも納得だ。それぞれを今日のレートで換算してみると、HKD20、 HKD35、 HKD51、となる。

会社がある場所は九龍サイドの大陸側に近い郊外のローカル地区だ。当然、香港サイドのセントラルやコーズウェイベイ、九龍サイドでもチムシャーチョイといった繁華街とは違って本格的な日本食のレストランはない。それでも日本食が大好きな香港人は日式レストランでその味を楽しんで食べている。日本人の私からすると決してそれを日本食・和食とは認識しないでほしいというレベルの料理なのだけれど、それでもその日式レストランで提供されているランチ定食の値段はHKD60をくだらない。ところがどうだ、本当の日本で食べられる本物の和食がHKD20、HKD35、HKD51で提供されているのだ。そりゃ~テンション爆アゲなのも理解できるというものだ。ニセコや浅草など外国人の観光客が多い地域では鉄火丼が6000円、8000円、などと外国人向けの二重価格になっていて日本人が寄りつけないといった現象が起きているとニュースでみたりする。大手企業ではベアの満額回答が続いているが中小企業も追随するのかしら?それもやっと今更といった印象だ。いつになったら日本経済に対する一般庶民の肌感覚が世界レベルに追いつくのはいつの事だろうかと考えた。ちなみに私の給料は香港ドルベースです(イヒヒ

色々あった2月

13年ぶりに旧友と再会 in 香港

あっという間に3月だ。しかもすでに9日が終わろうとしている。前回、このブログをアップしたのが秋節後だったから1ヶ月弱が経ってしまった。日本ではニッパチ(2月と8月)は暇だと聞いたことがあるけど香港は関係ないみたいだ。

春節が明けて2月下旬に旧友が香港へきてくれた。13〜4年ぶりにあった彼は当時と当時を思い出してとても楽しい時間だった。彼とは前職時代には一緒に仕事をするセクションではなかったなんとなく「気心が合う」という類の人種だった。その意味で10数年経ってあっても何も変わっていないなという印象だった。お互いに転職をして彼は今はフランス・イタリアに本社を置く半導体メーカーの日本事務所で部長さんだ。全然アクセクしていないし家族と自由と幸せを謳歌しているように見えた。聞くとコロナの前までは3ヶ月に一度は香港に出張していたとのこと、今回初めて時間が取れそうなスケジュールが組めたのだ連絡をくれたのだそうだ。嬉しかった。また会いたいね。次は福岡であの社長も一緒に飲みたいね。あっ!時間が足りなくなるかもね(笑

2月には福岡本社から社長も来港した。仕入れ先のカメラモジュールメーカーのCEOが香港ヨットクラブで食事をしようと誘ってくれた。Causeway bayの中心部にあるヨットクラブ、6時半にタクシーで向かった。着くと正面入り口でMr。Fredが待っていてくれた。大きなものから小さなものまで何艇陸上げされているヨットを間近でみるのは初めてだ。圧倒される。すぐ目の前の岸にも何艇ものヨットが停泊している。自分まで優雅な貴族になったような気分だ。ヨットクラブの中のレストランは静かで品があって時間がゆっくり流れている雰囲気だった。香港人の余裕が見えた。通路のあちこちに1800年代から続くヨットクラブの歴史が写真としてかけてあった。1840〜42年にアヘン戦争後に大英帝国が清國から割譲したのが香港だ。当時から続くイギリスの歴史を伝えている。自分には到底想像できないくらい大きな歴史なんだろうなと思うことしかできない。これから香港はどうなってい君だろう?写真を見ながらそんなことを考えた。

香港がホワイトアウト?

放射霧

香港は熱帯モンスーン気候に属しています。雨も多いのですが高温多湿の気候です。私が住んでいるマンションは63階建です。日本に住んでいると63階建のマンションは珍しいかと思いますが、ここ香港では普通なんです。部屋は28階にあります。今朝、起きて外を見てみると向かいの山の斜面が見えないくらいに真っ白でした。普段ならビルと山肌の先には海も見えるのです全く見えない状況ですがでした。まさにホワイトアウトです。気温は20度程度ですが湿度は99%、ほとんで水です。地面は雨も降っていないのに水浸し状態です。

昼間は青空も見えるくらいに晴れていたのですが湿度が高いので洗濯物が乾きづたいんです。とても変な感覚になります。夕方になって昼間、太陽が見えていたせいで放射冷却が進んで地表の温度が一気に冷えてまたホワイトアウトになってしまいました。1日のうちに朝と夕方と二度も霧によるホワイトアウトは珍しいですね。

明日は最低7度 最高10度!

新札で気持ちよく

季節のめぐりは不思議なものだ。ここ香港では毎年、旧正月の前に急激に気温がさがる日が数日続く。香港に住んで15年近くになるがこの気候の巡りあわせはずっと変わっていない気がする。先週の週末は朝からすっきりと晴れ渡った青空で、お昼過ぎには気温は25度近くまで上がっていた。街中を歩く人の中には1月だというのに半そでTシャツに短パンという人も多く見かけた。それが今日、天気はどんよりとした低い曇り空で気温も14度どまりだ。マフラーをしている人やダウンの人まで!
ただ、毎年のことですが旧正月が明けると春をすっ飛ばして夏がやってきます。25度近い気温と90%の高湿度で一気に熱帯モンスーン気候の本領発揮となるんです。

今年の旧正月は2月10日が元旦にあたります。13日までの4連休です。お正月と言えばお年玉ですね。ご存知の人も多いと思いますが香港でも日本と同じように年長者がお年玉を配る習慣あります。「利是(ライシー)」と言います。今朝、出勤前にHSBCへ寄って新札(香港ドルの折り目のない新しいお札)を予約してきました。25日の午前中から配布とのことでその日にもらえるように登録してきました。使い古した紙幣は運気を下げるといわれているらしく新年を迎えるには縁起が悪いんだそうです。新札で気持ちよく新年を始められそです。

旧正月が明けるまでは

年が明けても不思議な期間

新しく年が明けたというのにここ香港に住んでいる者にとっては、旧正月までの期間がとても不思議な期間となります。カレンダー上ではすでに年末のせわしない雰囲気と新年のすがすがしい気分を過ごしたのに街に出かけるとスーパーや商店街では恒例の中華風の音楽があちこちから聞こえてきていやがおうにも紅色の旧正月の雰囲気に包まれます。香港の人たちにとっては当然ながら旧正月のほうがその思いは圧倒的に強く気持ちも盛り上がっていくようです。ところが日本人の私にとってはクリスマス休暇から始まった年末のまったりしたこの期間から旧正月までの間はとても不思議なフワフワした期間になるんです。日本側は今日、1月8日が仕事始めの区切りだと思います。はやい人は先週4日にはすでに出勤している人も多いかもしれませんが、いづれにしても会社はすでに新年のスタートをきっているはずです。ですが前述のように今、こっちはフワフワした期間の真っただ中です。しばしの間ご容赦ください 🙂

APAC Business travel card

香港ではネット申請が可能です。

巷では「神カード」とも呼ばれている通称”APACカード” 正式には APAC Business travel cardというんですね。今もってるAPACカードの有効期限が3月で切れてしまうので更新しようと思って総務のアシスタントにき延長するように申請してくれないか聞いてみた。すると「更新は出来ないので都度申請が必要なのよ」、「あらそうなの」ということで申込み先や必要書類、それに注意事項などが載っている政府のリンクをメールで送ってくれた。pdfページに必要事項を記入してカラー印刷、家から持ってきた55x45cmの証明写真を糊付けしてパスポート、HKIDのコピーを準備した。あとは会社からの政府に対するAPACカード発行依頼レターだけだ。申込みしてもらおうとアシスタントのところに書類をもって行くと「ネットで申請できるわよ」とのこと!「へっ?」リンクを送るからと言われて会社発行のレターのpdfも準備してくれた。家からもってきていた写真をスマホで撮ってJPEGに変換、申込書類は同じ内容をネット上に記入、パスポートとHKIDもpdfでアップロードして申込み完了!

もしかしてと思って外務省のページを見てみるとやっぱりだ。日本は申し込み用紙に記入して郵送で申請するんですね。そりゃ3カ月待ちになるのも分かりますね。お疲れ生です 🙂

新年明けましておめでとうございます。

ランチと為替レート

2024年がスタートしました。初日から石川県で大きな地震が発生して多くの方が亡くなるという災害が発生したかと思うと昨日は羽田空港で旅客機と海上保安庁の飛行機が滑走路で衝突して5人の方が亡くなるという事故が発生しました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。厳しい年明けですね。

ところで、香港の年始休暇(祝日)は、1月1日のみです。基本的に年末12月31日までしっかりお仕事です。1日を祝日としてお休みすると2日から出勤するのが通常です。私は昨日2日は有給休暇でお休みを頂いて今日3日が仕事始めです。)つい日本人の性で「お休みを頂いて」と書いてしまいましたが香港ではこのお休みを会社から頂くという考え方がありません。有給休暇は従業員の正当な権利でありその権利を行使するといった考え方が基本です。VTechに入社したてのころお休みをとった後で上司のCEOに「thank you」と言うと変な顔をされてなぜ礼を言うんだ?と聞かれたことがあります。それくらい有給取得に対する考え方が日本と海外では違うんですね。
先週このブログでご紹介したように年末はマカオで忘年会を兼ねて美味しいポルトガル料理を楽しみました。仕事始めの今日のランチは会社近くの茶餐廳(チャーチャンテンと読みます。ローカル食堂です)でお昼の定食を頂きました。暖かい飲み物がついてHKD52です。香港ドルと日本円の今日の為替レートで単純計算するとと¥944円です。少し持ち直している雰囲気は感じますが、それでも単純計算した結果は実際の消費者感覚とは少し極端すぎると思っています。実際、今日ランチで食べた揚げた豚肉をごはんに乗せたワンプレートは私の感覚では750円程度の感覚です。テレビのニュースでもアメリカに旅行で行った人へのインタビューでハンバーガーが3000円とは信じられんとかコメントが見られますがちょっと異常ですね。価格が異常という意味じゃなくてUSドルで給料をもらっている人がUSD15、18ドルって普通なんじゃないかなとも思うんです。いずれにしても為替を単純計算すると世の中を見誤る可能性がありますので注意したほうがいいと思っています。改めまして2024年、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

最近のマイブーム、HKD95(JPY1725)ありえへんと言いたくなりますね 🙂

Annual Dinner of VTech Malaysia in 2023

躍動する若人の光と影と

全従業員1000名以上が参加するとさすがにその熱気に圧倒された。先週、VTech マレーシア工場の2023年アニュアルディナーに参加してきた。2018年に日系企業さんとの縁で譲り受けた工場だ。当時の従業員の数はオペレータさん含めて700名程度だった。5年経ってその数は1200名程度まで増えた。当然、工場の売上も大幅に増えた。(正確な金額は内緒です)米中間の緊張の影響もあってVTech東莞工場で生産していた製品をマレーシアへ移管したり、新規のマレーシア生産を指定されるプロジェクトもあっての売上増加に伴うオペレータさんの増加だ。工場は若いオペレータさん達の熱気とともにフル稼働している。元気な工場だ。その熱気をそのまま映し出したような華やかなアニュアルディナーだった。男性、女性問わず会場の誰もが思い思いのドレスやタキシードで着飾っている。肌の露出の多いドレスをまとった女性たちのスパンコールが照明に映えてセクシーすぎる。普段、工場の生産ラインで黙々と作業を続けているオペレータとしての雰囲気は一切見えない。この会場での食事やコンサート、エキシビションなどを心から存分に楽しんでいる姿をとても嬉しく白酒を飲まされながら眺めていた。きっと来週からはまた生産ラインについてもくもくと作業を続けるんだろうな、この1000人以上もの若者達はどんな夢を持って日々を過ごしているんだろうかと考えた。もし明日、VTechが倒産して仕事がなくなったら彼らはどうやって生きていくんだろう。唐突にそんなことを考えた。そしてビジネスを獲得すること、売上を拡大することが彼らの幸せにつながるんだと改めて自覚せざるを得なかった。とても心に残った 2023年のアニュアルディナーだった。

翌日のフライトで香港に戻ったのは夜の8時を過ぎていた。急ぎの用事があったのでタクシーで市内まで移動することにした。ドライバー行き先を告げてスマホをいじっていると「Are you Japanese?」と若いドライバーに声をかけられた。「ハイヤァ~ウォハイ ヤップンヤン アァ」と広東語で返すと笑いながら一気に質問攻めにあった。以降は広東語、英語を交えて楽しい車内となった。来年彼ははUKに行くことを検討しているという。聞くと1997年以前の生まれでUKのパスポートを持っているとのこと。彼女と一緒に移住することを計画しているとも言っていた。マレーシアのアニュアルディナーでみた若者達と同世代のタクシードライバー、トランクからスーツケースを下ろしてくれた時には頑張ってと思いを込めて握手をして別れた。彼は笑顔で「Thank you」と言ってくれた。心から応援したくなった。

ガヤガヤと騒がしくなってきた :)

香港は今日も快晴なり 28.8℃

2週間前に書いたのがウソのように周りがザワザワ・ガヤガヤと騒がしくなってきた。小さな歯車がコトッとひと転がりしたのかな?その回転が次の歯車を少しだけ動かした。そんな歯車の連鎖が大きな音を立てて転がり始めたみたいだ。引き合いや問い合わせの連鎖が続いている。それもワクワクするような夢のある案件ばかりだ。ひとつやふたつじゃない。案件だけじゃなくて自身の環境や待遇に関することも好転しているような気がする。静かに慎重に対処することにする。自身のことは置いておいてッと(笑 出張の機会も増えそうです。今、見えているだけでも来月早々にはマレーシアに行きます。12月には日本行きも見えているし、工場のアニュアルディナーへも参加することになると12月にはもう一度マレーシアへ行くことになりそうだ。なんだかいい感じかな 🙂