恭喜發財

新年快楽 🙂

出入平安など香港の春節をお祝いする4字熟語をいたるところで目にします。2024年の旧正月のお休みもすっかり明けて今日(19日)から香港事務所は本格稼働しています。カレンダー上の祝日は2月10日から13日まで土日を挟んで4日間でした。私も含めて先週の残りの水,木、金曜日と有給を取得して9連休していた社員も今日はほぼほぼ出勤しています。ところで中国の工場の状況はどうかと気になって仲のいい日系企業向けの工場の責任者に聞いてみました。まずリターン率は?90%以上とのことでびっくりです。

リターン率というのは、工場で働くワーカーさんが旧正月のお休みを利用して里帰りして休み明けにどの程度が工場に戻ってきてくれるかを表した数字です。コロナ前のそれは50~60%で毎年旧正月明けの生産がワーカーさん不足で危惧されたものです。それが今年は90%が戻ってきているというのです。更に聞くと一言「Economy in China is no good」とのことでした。要するにお金が欲しい。故郷では収入が得られないんだそうです。復帰した際には以前から一時金を渡していたのですが、そのスキームは今も継続しているとのことでした。金額は内緒(笑 日本のテレビでも中国経済の落ち込みはニュースで取り上げらていますが、こうして身近なところでも確実に経済の落ち込みは進んでいるんですね。

HARRIS と Bloomin’ Onion

思い出のフロリダの味

社会人になって5年が過ぎた頃だったと思う。半導体の商社でルートセールスをしていた頃、HARRISというアナログICの老舗メーカーの本社を訪問してすることになった。営業マン数人を選んでの研修旅行という名目のご褒美旅行だった。HARRIS社の本社はアメリカ本土の東側、フロリダのオーランドにあった。うる覚えで正確な記憶では無いことを事前に許してもらって言うと成田発のユナイテッド航空でロサンゼルスへ13時間のフライトだったと思う。トランジットして東海岸のシカゴまで4時間、さらにシカゴで小型機に乗り換えてフロリダのオーランドに降りたった。初めての米国本土への上陸だった。宿泊予定のホテルに当時のHARRIS JAPANのカントリーマネージャーが迎えにきてくれて夕食に連れて行ってくれたのが、OUT BACKだった。広々として店内にゆったりとした作りの木製の大きなテーブルと薄暗い程度の照明は今の香港のOUT BACKと雰囲気は変わっていないと思う。僕はてっきりオーストラリア発祥のレストランだと思っていたのだが後にオーストラリアとオージービーフをテーマにしたアメリカのレストランと知った。

メニューの中で主役を張っている牛肉の塊に内心驚きながらページをめくっていると、同席していたカントリーマネージャーが我々営業マンの好みを聞きながらサラダといくつかの小皿の料理(小皿と言っても大きいのだけれど)ステーキなどを見繕って注文してくれた。ビールを飲みながら20時間以上の長旅の疲れも忘れてアメリカ本土を感じながら談笑しているところへ最初に運ばれてきた料理がこの Bloomin’ Onion だった。カントリーマネージャー曰く、このレストランの名物料理との説明を受けて指で摘んで独特のマヨネーズソース(きっとマヨネーズとケチャップを合わせたソースだと思うのだけれど、確信は無い)に浸して食べてみた。元々野菜嫌いの僕が一瞬で虜になってしまった。もう30年以上前のことだ。

香港に移り住んで15年が過ぎようとしている。今でもたまに OUT BACK に出掛けることがある。必ず注文しては当時を思い出すのだ。少し小ぶりになった気もしないでもないが・・・嗚呼 懐かしのHARRISとBloomin’ Onion。

こちらは香港で覚えた POPCORN SHRIMP です。オープンテラスのバーには必ずある定番メニューですね。

香港がホワイトアウト?

放射霧

香港は熱帯モンスーン気候に属しています。雨も多いのですが高温多湿の気候です。私が住んでいるマンションは63階建です。日本に住んでいると63階建のマンションは珍しいかと思いますが、ここ香港では普通なんです。部屋は28階にあります。今朝、起きて外を見てみると向かいの山の斜面が見えないくらいに真っ白でした。普段ならビルと山肌の先には海も見えるのです全く見えない状況ですがでした。まさにホワイトアウトです。気温は20度程度ですが湿度は99%、ほとんで水です。地面は雨も降っていないのに水浸し状態です。

昼間は青空も見えるくらいに晴れていたのですが湿度が高いので洗濯物が乾きづたいんです。とても変な感覚になります。夕方になって昼間、太陽が見えていたせいで放射冷却が進んで地表の温度が一気に冷えてまたホワイトアウトになってしまいました。1日のうちに朝と夕方と二度も霧によるホワイトアウトは珍しいですね。