実録、HSBC新規口座開設 その1

今日、HSBC (Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited)のホームページから新規口座の開設の申込みをしました。サンテック香港は2011年11月の設立ですが、今まではずっとみずほ銀行の香港支店を取引口座として運用してきました。香港でビジネスを拡大していくことを想定してローカル銀行の口座開設を試みることにしたのです。知人や友人に聞くとHSBCでは今、新規で口座を開設するのはとても難しいとの事でした。誰に聞いても同じです。どれくらい難しのか?本当に開設は出来ないのか?実際に申込みをして、その体験談をリアルタイムでお届けしたいと思います。

私は実は先月、営業途中でTsim Sha TsuiにあるHSBCのビジネスアカウントを試しに訪れていたのです。その前にも自身の口座に入金などの用事があった際に口座開設したいんだけどと聞いたことがありました。その時に言われたのが、ここはパーソナルアカウントのみの対応しか出来ないから、ビジネスアカウントに行ってくれとの事でした。それで、再度自身の用事で窓口を訪れた際にビジネスアカウントに飛び込みで行ってみたのです。そのつもりで行ったので前年の決算書やBR (Business Registration) などの資料も念の為持参していました。内心何とかなるだろうと高を括っていたのです。Tsim Sha TsuiにあるHSBCのビルの4Fエレベータを降りると目の前に受付カウンタがあって、女性が3人ほどマスクをしてエレベータを降りた私を不審そうに見入りました。カウンタまで歩み寄って「口座を開設したいんだけど」と聞くとアポイントはとってあるか?と聞かれて内心『ヘッ?アポ?』と思いながら「No」と答えると内線で誰かと話し始めた。電話を終わるとその受付の女性が私のところへ来て、数枚のコピーを渡して「事前にアポが無いとマネージャには会えない事、口座開設に必要な資料はこれだからと簡単に説明してくれて、また来てね」と、まるで子供を諭すように追い返されたのでした。

つづく

香港政府がクラブハウス、バー等でのカラオケ禁止措置を発動

香港政府は4月1日、新型コロナウィルスの追加対策を官報で発表しました。それによりますと、カラオケハウスやクラブでのカラオケ活動の停止、飲酒、ダンス、娯楽目的で深夜まで営業しているナイトクラブやバーの閉鎖などを実施しました。

詳細は以下のリンクから確認ください。
https://www.info.gov.hk/gia/general/202004/01/P2020040100495.htm?fontSize=1

香港の日本人バー

最近の密かなマイブーム、ARDBEC(アードベック)

香港の人口は約700万人だ。そのうち日本人の数はおおよそ2万人程度らしい。正確な数字は知らない。香港サイドに日本人限定(?)の日本人がひとりで営んでいるバーがある。7〜8人向けのカウンターと4人がけのテーブル席がひとつの小さなスペースだ。2週間前の13日の金曜日、9時前にお客様との食事を終えて行ってみることにした。少し大きな木製の扉を引いて中に入るとマスターが一人グラスを磨いていた。「忙しそうやね?」と、いつもの皮肉言いながら椅子に座ると「お陰様で」と笑って返してくれる。「俺、最初?」と聞くと(要するに今日お店を開けて初めての客なのという意味で)「はいッ」とまた笑顔で返してくれた。「うち金曜日は出足が遅いんで」と続けた。グラスを磨き終えたマスターが「何にしますぅ」とまた笑顔で聞いてくる。『7時に開けて2時間弱ずっと一人で寂しかったのかなぁ』そう思いながら「何にしようかなぁ〜」お店に来てくれるタイミングを測っていて「はるさん(私の呼び名)は、最近来てないからキープしないほうがいいっすよ」「ショットでいいっすか?」と商売っけまったく無しで言ってくる。「あっそう、じゃあのヨードチンキみたいなんある?」「アードベック?」「ありますよ、ロックでいいっすか?」返事をする前にさっきまで磨いていたロックグラスに手作りの氷をアイスピックで削って形を整え始めた。それから静かにグラスに透明な液体を注ぎ終わるとマドラーでひと回しして出してくれた。ほんの少しの量を口に含んだ後、飲み込んで「やっぱりヨードチンキやね」「ですよねぇ〜」マスターがうなづきながら笑ってくれた。

つづく

香港政府の対策

香港政府は新たな防疫対策として大きく2つの新たな対策を打ち出した。1) 香港国際空港からの入境者全員に対する検査の実施。2) 公衆の場所での4人以上の集まりの禁止。レストランなどでは、客に対する検温やテーブル間の1.5m間隔の確保など。違反者に対してはHKD25,000の反則金が課せられる。ご注意ください。

今朝の香港MTR

香港政府が香港中国間の電車、フェリーの運行を停止したのは1月30日だった。MTR(香港の電車会社)は中国への入り口となる二つの「羅湖駅」と「落馬洲駅」のひとつ手前の駅「上水駅」止まりで運行されることになった。同じくして政府職員は一部の市民サービス業務担当者を除いて在宅業務と切り替えられた。更に香港政府は2月4日からMTRの羅湖駅,落馬洲駅および自動車で中国と往来出来るミグレーションがある皇崗(ふぁんがん)と港澳碼頭(フェリー)の封鎖措置を実施しました。写真は今朝(3月27日)のMTR車内の様子です。コロナウィルスが発生する前と比べると感覚的な印象ですが、普段の3割程度と思います。人がまばらな分、静かではあります。

Tsim Sha Tsui. Today

昨日、会社の帰りに九龍側で一番賑やかなエリア「Tsim Sha Tsui」に用事で行ってきた。電車を降りて改札を抜けながら、やっぱりいつもより人が少ないなぁと思いながらA出口のエスカレータで地上へでた。出口の目の前は Nathan Road という九龍側を南北にとおる大通りだ。出口左手にはインド人向けの大きな協会がある。普段ならエスカレータを降りた目の前にも人がいて真っ直ぐにあるくのにイライラするような場所なのだが、今日は歩道には人影がまばらな状態だった。車道を行き交う車の数も格段に少なく見えた。

A出口を右折してハーバーシティのほうへ歩いていく。この通りも普段なら真っ直ぐ歩くのにイライラするくらい人通りがあるのだけれど、流石に今日はスイスイと歩くことができる。いつもと違うのはスイスイ歩けることとすれ違う人たちがほぼ100パーセントに近いくらいマスクをしていることだ。香港のマスクは薄い水色か薄いグリーン、それから「黒」だ。最近はピンクと白も見かけるようになった。余談だけど、ついこの前までは逃亡犯条例に反対する人々に対して行政府は「マスク禁止令」を発令していたのだけれど、皮肉なものだ。今、外でマスクをしていないのはガタイのいい西洋人くらいだ(笑

予想はしていたけれど、東京オリンピックも正式に延期が決まった。ヨーロッパではパンデミック状態が拡大しているし、世界中が元の状態に一日でもはやく戻ることを願っています。

非香港居民の入境禁止措置

香港行政府は3月25日0時より向こう14日間において非香港居民の入境を禁止すると対策を実施すると発表しました。国際空港でのトランジットも不可との事です。また、最新情報にも書きましたが、香港内の学校の5月末までに再開する可能性は非常に低いと教育庁の関係者(非公式ではあるそうですが)からの情報もあります。そんな中、香港の鉄道MTRは今まで中国の入り口がある羅湖駅のひとつ手前の上水駅止まりだった制限を解除して中国側イミグレーションがある羅湖駅まで全線開通させました。

イタリアをはじめとしたEU諸国の状況と比べると中国に近いという地理的な条件の割には徹底した対策の効果もあって感染者の広がりは抑えられているように感じます。実際、市街地や電車のなかでもまず100パーセントの人がマスクを着用していますし、ひとつ咳をするとスーッと離れていく個々の意識の高さはやはり過去にSARSを経験しているからだと言った会社の同僚の言葉にしごく納得できると思うのです。

それに比べて日本の危機意識は残念ながら低すぎると言わざるを得ないと思います。私が1月に日本に出張した際には行きの飛行機の中ではレインコートを着た若いカップルの姿もありました。ただ、羽田空港について京急で品川まで行くとマスクをしている人はまばらで、「こりゃこの先、日本はヤバイな」と実感しました。品川プリンスホテルの一階にあるドラッグストアでマスクを友人をスマホで呼び出してまで一人3箱までの条件をクリアして買い占めていた中国人を思い出します。

今日になって東京オリンピックの開催延期がIOCで正式に検討を開始したとニュースで知りました。延期になって不安になる選手がいたり、また内心延期を喜ぶ選手もいるでしょう。それもこれも「運」という言葉で終わらせるには重いと思うのです。

九龍側にあるリッツ・カールトンホテル102F にある The Lounge & Barのアフタヌーンティー

香港MTRが羅湖駅まで運行再開

新型コロナウィルスの対策の一環として中国大陸からの入境者を制限するために運行区間を 紅磡(ホンハム)駅から上水(シャンスイ)駅までに制限されていたMTRが今朝から羅湖駅(中国へ入るためのイミグレーションがある駅)まで運行を再開した。

SANTEC HK ホームページ開設

2020年3月20日 SANTEC HK のホームページを開設しました。お問い合わせやご要望などお気軽にホームページ経由でお知らせください。中国のローカル部品やEMS情報、米中の関税問題等のビジネスに関するお問い合わせはもちろんですが、香港と中国間の動向や趣味や興味に関するお問い合わせ等、なんでも結構です。
どうぞ宜しくお願い致します。

上海蟹です。10月〜11月が美味しいシーズンです。穴場のお店を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。