日本の緊急事態宣言vs香港の防疫規制

明日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象に緊急事態宣言が発出されることになりましたね。過去に経験したことのない新型コロナに対して日本政府は感染者拡大の押さえ込みの対策に取り組んでいるんでしょうが、いろんな立場の人からいろんな意見が出されて、いろんな人全てに対応しようとしていて結局、いろんな人からいろんなクレームが出ているって状況ですね。えらい時期に引き継いでしまって菅総理が可哀想に思えてきました。きっと心の中で後悔しるでしょうね。

それに比べて香港政府の対策はトップダウンで徹底されています。1月6までと決めていた感染対策規制措置をいとも簡単に1月20日まで延長しました。その規制の内容は公衆の場でのマスクの着用、レストランの入場制限、遊技場・カラオケ、スポーツ施設の閉鎖、飲食店やバーの営業時間は午前5時から夕方6時まで、お店に入る時は必ず検温などなどです。違反者にはHKD5000ドル(¥66000程度)の罰金です。

海外からの入境に関しては非香港居民は入境不可、香港居民は入境後21日間の強制隔離(3月31日まで)、中国・台湾・マカオに連続21日間滞在した場合は、香港居民・非香港居民は香港入境後に14日間の隔離、中国・マカオ・台湾以外の国や地域に過去21日間に2時間以上滞在した場合は21日間の隔離措置が適応されます。強制です。日本のように「自主隔離」ではありません。これくらい徹底しているお陰で12月頃に100人前後で推移していた新規感染者の数も最近は30〜50人程度まで下がってきています。昨日の新規感染者は33人でした。

香港からみていると日本の対策内容は中途半端ですね。きっと2月になっても感染者の状況は収まらないでしょうね。心配です。

少し前に行った九龍塘サイドの Tsim Sha Tsui 駅の出口です。コロナが広がる前は観光客や中国からきた人々で混雑していた場所ですが、ご覧のような状況です。