0+3

香港入境者の強制隔離措置が撤廃されました。

すでにご存じの方も多いと思いますが、9月26日、香港政府は海外からの入境者に対するホテルでの強制隔離措置を撤廃して3日間の医学観察期間とすることを発表して午前6時から即実施しました。香港に到着した日を「0日目」として3日間の医学観察期間中は外出も可能ですが公共施設やレストラン、バー、スポーツ施設などへの立ち入りは出来ません。また搭乗前72時間以内のPCR検査による陰性証明は不要になる代わりに24時間以内のRATによる簡易検査の結果を政府のシステムに登録する必要があります。香港空港に到着後はPCR検査の受診は必須ですが結果を待たずにすぐに帰宅することが可能になります。検査結果は後日、登録したスマホに届く仕組みでしょう。観察期間が過ぎても定期的に市街地にあるコミュニティーセンターで定期的にPCR検査を受ける必要があるそうです。ですが、実質的に隔離なく入境後にすぐに公共機関を使って自宅に帰れることで以前よりも断然日本との往来が楽になりますね。近々、日本行きます 🙂

No Business in the office

There is cost only.

昼間の就業時間中に社内に居て事務処理をすることにとても罪悪感を感じる雰囲気だった。女性アシスタントからもそんな視線でみられているような感覚もあった。本当は彼女たち一切そんな風には思ってはいなかったはずなんだろうけど、新入社員の営業マンは朝から晩までお客さんのところに居ろというのが上司や先輩社員からの指導だった。一番嫌だったのがアポとりだ。当時はEmailなんてものはなくて、コミュニケーション手段と言えばもっぱら電話だった。当然、スマホなんてないしお客さんであろうが夫婦間や恋人同士の通信手段はとにかく電話だった。しばらくしてポケベルが短い期間だったけど席巻した時期はあったけど、基本はあくまで電話だった。週末や週の始まりには電話をかけてアポイントを取り付けることに精を出したものだ。何度も何度も電話してやっと会ってくれるという約束を取り付けるのは相当タフで疲れる作業だった。アポがとれないと精神的にもきつい。一度、オフィスを出ると早く面談が終わっても途中、車の中やファミレスで時間つぶしをして会社に戻ったりもしたな。その背景にあったのが上司や先輩からこんこんと言われ続けた「社内にあるのは経費だけ」という教えだった。英語に言い換えれば「No business in the office, there is cost only.」と言ったところかな、そんなことを思いながら社内からメールでアポとりや仕事の進捗を管理している。便利な世の中になったもんだとつくづく思うのだ。

ビールの話

冷えてなくても旨いビール

PAULANER これが私が目覚めたドイツのビールです。

先週末に友人とふたりでビールを飲んでいたときの話です。その友人はニューヨークや欧州にも赴任経験があってそれこそ世界中の美味しいものを堪能して生きてきた人物なのですが、彼に進められるがままに飲んだビールがなんと美味しかったことか!PAULANERというドイツのビールです。私はこのブログでも何度か紹介したと思いますがIPAが好きなんです。なかでも BROOKLYN IPA や YARDLEY BROTHERS に香港の地ビール YUNG MASTER 1842 Island IPA など好んで飲んでいます。この日も二人でIPAを期待して出向いたいつものバーでテーブルにつくなり馴染みのフロアスタッフが 「YARDLEY runs out, sorry :)」と言って来たのです。「なにぃ~それを楽しみに来たのにぇ」と恨み言をいっても仕方ありません。んで、代わりに経験豊富な友人のお勧めで注文したのが PAULANER でした。飲んで思わず声に出していいました。「旨ッ」 友人曰く「ドイツやベルギーのビールは日本のそれとは違って冷えてなくても全然おいしく飲めるんだよね」 確かにビール自体に味があって、その味自体がおいしさを持っている、そう感じたのでした。「むこうでは日本みたくキンキンに冷やして飲まないしね」確かにそうだなぁ~という訳で、PAULANER 是非、一度お試しあれ 🙂

こっちはベルギーの「Leffe」とうビールのブロンド(ハーフ&ハーフのような味のビールです)です。

Happy Mid-Autumn Festival

中秋快楽

旧暦8月15日が中秋節です。今年は明日9月10日がその日にあたります。お昼休み前に総務の女性が今日はみんなで中秋節の飲茶ランチだよ。一緒に行こうと誘ってくれました。ということで久しぶりの飲茶してきました。事務所から歩いてローカルのレストランに着くと中秋節をお祝いしているような集まりが多くのテーブルいます。依然としてコロナ感染規制があってひとつのテーブルには8人までしか付くことができません。同じ営業の担当と一緒に男性ばかりのテーブルにつきました。あまり変わり映えのしない DIM SAM(点心)が一気に配膳されてだれかが声をかけてお茶で乾杯です。ひとしきりたわいもない話をしながら食べて一服したところでテーブルにいる若い同僚たちに聞いてみました。

飲茶の点心の定番、シウマイです。日本のそれよりも大きくで中に入っている具も大きめでおいしいです。

最初はぼんやりとして質問として「Do you like China?」と言うと、中国は好きだよ。だって中国の技術力はすっごいよ。新幹線の駅の改札なんかは顔認識でだれも駅員はいないんだぜ。深圳の技術開発能力はとんでもないといった驚異的な技術力をまるで自分たちのことのように自慢していました。それから話題も和んだところで「How about national security law?」と聞いてみました。一瞬テーブルに居た全員が言葉を発せず気まずい一瞬の「間」が出来ました。「まずかったかな」と内心思っていると若手の一人が「It’s good for China」というとさっきの間が一気に笑いにほどけました。当然、テーブルについている全員が私のことを日本人と認識していて過敏になる必要はないと思っているはずです。将来の自由に対してはどう?と聞くと「Nobody knows future.」とのことでした。私には全員がどことなく寂しそうな顔をしているように見えました。それでも彼らは今、目の前の香港を精一杯に明るく生きようとしているように見えました。

私のお気に入り「チャーシューパオ」です。ふわふわの生地で甘辛く煮たチャーシューと野菜を包んで蒸した豚まんみたいな点心です。これも定番です。