今年もお世話になりました。

サンテック香港 忘年会 in MACAU

12月25日クリスマス、忘年会を兼ねて特に親しい友人達と一緒にマカオに行ってきました。バスで移動できるようになったので船酔いする人には特にお勧めです。一番の楽しみはポルトガル料理のレストラン Restaurante Litoral Taipa の「アフリカンチキン」です。友人達に食べてほしくてマカオ行きに誘った次第です。ネットで調べてみると「アフリカンチキン」はポルトガル料理の代表的な料理だそうです。昔むかし世界中を航海していたポルトガル人が途中の寄港地からマカオに持ち込んでマカオで進化した結果の料理のようです。一見すると華やかさのない地味な印象ですが煮込んだ鶏肉にたっぷりとかけられたソースが絶品なんです。一口食べると???なんだぁ~この味は?何が入っている?と今まで食べた事のないその味に頭が混乱しながらも口の中はその味と旨味でいっぱいになります。少しピリッとスパイスのきいたまろやかな甘みのソースがたまらなく美味しいんです。一緒に行った友人達も「んんまぁ~」と味わってました。すぐにもう一皿を追加しちゃいました。機会があれば「アフリカンチキン」ご賞味あれぇ~

今回のマカオ行きにはアフリカンチキンの他にもうひとつ秘めた目的がありました。それはポルトガルウィスキーを買うことでした。マカオの観光地「セナド広場」の近くにあるマカオ雑貨をたくさん置いてあるお店で偶然見つけたお酒です。14度程度とウィスキーにしては低めのアルコール具合ですが特徴は何と言っても甘いんです。南国のマリブみたいな甘さではなくてマカオ名物のエッグタルトベースの濃い甘さにウィスキーが効いてるトロっとした味なんです。前回来た時にビルのかわいい外観に誘われてふらりを入ったその雑貨店、昼間から出来上がって赤い顔した店長に無理やり試飲させられたのがきっかけです。この日聞くとイブに飲みすぎて今日は店に来てないんだよと若いレゲー風の店員さんが笑いながら言ってました。日本の中のいいお酒好きのお客さん向けと自分へのプレゼントで2本を買いました。試飲した友人も即決して買ってました。夜、ひとりでチビチビ飲むが今から楽しみです。

Time flies so fast. あっという間の一年でした。兎年のせいか?それとも自身の年齢のせいなのかは分かりませんが360日があっという間に過ぎ去って今年ものこり5日となりました。毎年のことではありますがやり残したこと、やり残したことさえ忘れてしまったことなどありそうですが、何とか今年種まきをした芽が来年には花となって実をむすんでくれることを願っています。お客様はじめお取引先の皆さまお世話になりました。来年も引き続き宜しくお願い致します。

Annual Dinner of VTech Malaysia in 2023

躍動する若人の光と影と

全従業員1000名以上が参加するとさすがにその熱気に圧倒された。先週、VTech マレーシア工場の2023年アニュアルディナーに参加してきた。2018年に日系企業さんとの縁で譲り受けた工場だ。当時の従業員の数はオペレータさん含めて700名程度だった。5年経ってその数は1200名程度まで増えた。当然、工場の売上も大幅に増えた。(正確な金額は内緒です)米中間の緊張の影響もあってVTech東莞工場で生産していた製品をマレーシアへ移管したり、新規のマレーシア生産を指定されるプロジェクトもあっての売上増加に伴うオペレータさんの増加だ。工場は若いオペレータさん達の熱気とともにフル稼働している。元気な工場だ。その熱気をそのまま映し出したような華やかなアニュアルディナーだった。男性、女性問わず会場の誰もが思い思いのドレスやタキシードで着飾っている。肌の露出の多いドレスをまとった女性たちのスパンコールが照明に映えてセクシーすぎる。普段、工場の生産ラインで黙々と作業を続けているオペレータとしての雰囲気は一切見えない。この会場での食事やコンサート、エキシビションなどを心から存分に楽しんでいる姿をとても嬉しく白酒を飲まされながら眺めていた。きっと来週からはまた生産ラインについてもくもくと作業を続けるんだろうな、この1000人以上もの若者達はどんな夢を持って日々を過ごしているんだろうかと考えた。もし明日、VTechが倒産して仕事がなくなったら彼らはどうやって生きていくんだろう。唐突にそんなことを考えた。そしてビジネスを獲得すること、売上を拡大することが彼らの幸せにつながるんだと改めて自覚せざるを得なかった。とても心に残った 2023年のアニュアルディナーだった。

翌日のフライトで香港に戻ったのは夜の8時を過ぎていた。急ぎの用事があったのでタクシーで市内まで移動することにした。ドライバー行き先を告げてスマホをいじっていると「Are you Japanese?」と若いドライバーに声をかけられた。「ハイヤァ~ウォハイ ヤップンヤン アァ」と広東語で返すと笑いながら一気に質問攻めにあった。以降は広東語、英語を交えて楽しい車内となった。来年彼ははUKに行くことを検討しているという。聞くと1997年以前の生まれでUKのパスポートを持っているとのこと。彼女と一緒に移住することを計画しているとも言っていた。マレーシアのアニュアルディナーでみた若者達と同世代のタクシードライバー、トランクからスーツケースを下ろしてくれた時には頑張ってと思いを込めて握手をして別れた。彼は笑顔で「Thank you」と言ってくれた。心から応援したくなった。

Heading to Malaysia

マレーシアへ行ってきます。今週末、15日にVTech マレーシア工場でアニュアルディナーがあるんです。まぁ会社あげての忘年会ですね。大切な日系のお客様がお見えになると言うことでVTechで唯一の日本人の私もエスコートで参加と言う次第です。楽しみです。行って来マンモス😀

4年ぶりに東莞へ

お客様と一緒にVTechの工場見学へ

最後に工場の生産ラインを見たのはコロナの前の約4年以上前だと思う。実は内心、どんな感じに変わっているのか楽しみにしていたのでした 笑)VTechの進化はその心のうちに秘めた期待をしっかりと良い方に裏切ってくれました 🙂

中でも大きく印象深かったのは、NPIセンターの充実と新設された「i4 Lab」とう部署だった。まず、NPI(new Product Introduction)センターですがここは試作専用の生産サービスを提供するラインです。極端に言えば一台からでも生産が可能です。ベンチャー企業さんやスタートアップさんが製品を具体的に作ってみて市場の反応をみてみたいといった要求にこたえるというのがNPIセンターのコンセプトです。必要であれば開発段階からVTechのエンジニアが技術サポートも行いますし量産を見据えた部品選定や認証の取得までサポートしてくれます。何がいいかってセンター内の雰囲気です。明るく開放的な空間に木目調の壁とデスクなどモダンな部屋作りがなされています。聞くとVTechの社員によるデザインだとのこと、おったまげです。


次は i4 Labです。なんともネーミングがいい感じです。実はこの部署は社内向けに自動化生産設備を自社開発していた部署です。2018年頃から取り組んでる Industry 4.0 に向けた社内のシステム開発や自動化設備の開発を行っています。Industry 4.0 はドイツ発祥の生産管理システムの考え方をまとめた指標です。レベル 4.0 は人間がかかわることなく生産が自動で行われるといった概念に戻づいたモノづくりを目標にしています。トレーサビリティや多くのセンサを使って不良や事後を未然に防いだり作業スタッフのスキルをデータベースをつかって管理したりとありとあらゆる情報やノウハウを誰もが使えって効率的なモノづくりを進めています。言葉ではなかなか説明が難しいので一度見学に行かれることをお勧めします。
さらにVTechが力を入れて進めているのが「サステナビリティ」です。17項目のうち5項目について取り組んでいます。決算報告書と一緒に SUSTAINABILITY Report 毎年リリースしています。現在、VTechは中国東莞のほかにマレーシア、メキシコに生産拠点があります。アジア+1の方針のもとヨーロッパでの生産を見据えて生産拠点を模索しています。どこまで発展するのか楽しみなEMS企業です。お問合せはお気軽に「サンテック香港」までメールでお問合せください。

Santec HK
渡邊春喜
h-watanabe@santec-tc.co.jp

SHIWASU

師走

お坊さんも忙しくなって走り回る12月と聞いた記憶があります。香港人にとってはは旧正月のほうが重要なので12月といってもさほど特別な雰囲気はなくて、単に一年の最後の月といった程度で捉えているようです。気候も今年は例年どおりでさほど冷え込んでなくて昼間は24度程度、夜は16度程度といった感じです。子供のころはお正月が近づくにつれてそわそわした気持ちになったものです。家々の玄関や門には注連飾りや門松などの飾りつけが始まるとそれこそ一年の終わりと新しい一年の始まりを肌で感じられたものですが、最近は年賀状も書くこともなくなったし街中の雰囲気もすっかり色あせてしまったような気がします。それがいいとか悪いとか言うつもりは無くて時の流れなんですかね。
香港の2024年の春節は2月10日(元日)から13日までです。きっと一月に入ると街中がそれなりにざわざわしてくることでしょう。