VTech Communications., Ltd

香港 No.1 EMS その強みとは?

VTechに関わる仕事をして13年目になる。2011年に正社員として入社した。Director of Business Development として約10年ほど働いた。その後、雇用形態をコンサルタントに変更してもらい現在に至る。コンサルタントとなってからも仕事の内容は基本的に正社員のときと同じで日系企業からのEMSの新規案件の発掘だ。歴史的な円安の厳しい環境もものともせず委託生産の依頼は依然として強い。今朝も8時30分から日系企業向けの開発依頼案件に関してマレーシアの工場責任者を交えた関係者で受注に向けての課題について電話会議を実施した。会議直後から総勢5名の参加者が喋るわ、喋るわ、日本人の私としては「うるさいッ」「誰かが話しているときは喋らずに聞けッ」と言いたいところだが、聞く耳持たぬことはこお13年間だ学んだ。そして会議の途中でふと思った。常に会話をすることがVTechの強みを支えているんだなと!トップダウンで指示が出されるとその指示に沿って関係者達がすぐに会話を始める。お互いの主張や意見、役割りなどを一気に会話で確認し合う。今風に言えばコミュニケーションのいい会社というところか。会議に参加している全員が会話に加わり課題やアクションアイテムが短い時間ですべてがクリアになっていく様子は何度も社内でみてきた。香港の文化なのか日本ではあまり見たことがない。個人個人が責任をもって自分に与えられた仕事に集中する。逆に周りとのコミュニケーションが良くないと成り立たないんだろな。この相乗効果がVTechの強みなんだろうな。

あっぱれッ MTR ホーム柵

そこには昨日まではなかったのに!

毎日のように通勤で使っている香港の私鉄MTR、私が初めて駐在員として香港にきた(2008年)頃は紅磡駅から羅湖駅(落洲馬駅)を結ぶ東鉄線はKCRと呼ばれていた。実際には2007年に現在のMTRとKCRが合併してひとつの鉄道会社になったそうだが、合併しても尚、昔の名残からか私の周りではKCRと呼んでいる人が多かった。それから14年ほどが経った最近では車両は新しいものに入れ替わっていて各路線も延伸工事がすすんでどんどん便利になっています。更に最近では「ホーム柵」の設置が急ピッチで進んでいます。昨日までなかったホームに次の日には設置されていてびっくりします。仕組みをよくみてみると柵自体がブロック単位で分かれた構成になっているようで設置しているブロックに更に付け足してホーム全体に拡張できるシステムになっているようです。今日はここまで、次の日にはそこに追加して設置していくといった工法のようです。あっぱれ香港MTR!お見事です(笑)

香港に夏がやってきた(><)

朝から気温は30度超えてます!

先週までのぐずった天気から一転してきょうは快晴です。気温もお昼前から30度を超えて香港の夏がやってきました。幸いなことに今日の湿度は78%とさほど高くなく日陰に入ると不快感は感じません。ただ、これからはこの天気が10月頃まで続くと思うとテンションも下がります(><)
さて日本は今日がGWの最終日ですね。円安とオーバーツーリズムが大きくニュースやネットで取り上げられていました。香港でもスマホを片手に街中できょろきょろする日本人の観光客のグループを見かけました。先週末まではずっと雨と曇りの天気だったので円安とのダブルパンチで少し気の毒でしたね。世間では円安が直接インパクトを見舞っていますが私がコンサルタントを務める香港のEMSではそんな外部環境の中でもビジネスは好調です。日本に限らず米国、欧州、さらにはスタートアップ企業や公的研究機関などからの見積もり依頼を多く頂いています。工場側の購買部門や開発の提案書を作成する担当者やマネージャーさん達は忙しそうにしています。そんな様子をそばで見ていると日本含めて経済は上向きなんだなと実感します。今後を占ううえで大きなポイントになるのはやっぱり「もしトラ」でしょうね。中国に工場を置くEMSにとって米中の緊張の度合いは直接大きなインパクトを受けます。産業機器やエンタープライズ企業向けの製品を中心に生産のお手伝いをしている会社ならなおさらです。逆に「おもちゃ」等の子供向けの製品の関税は0%なんですよ。ご存知でしたか?理由は米国の赤ちゃんや子供を持つ親達の負担を軽減するためなんです。はい、これホントです(笑)

あぁミニバスよ、ミニバスよ

有人落車?

香港島のCauseway Bayで撮った一枚だ。16人乗りのミニバスは香港を象徴する代表的な乗り物の一つだ。今でこそ社内には下車する際に押すブザーが設置されているが僕が駐在できた2008年頃はまだ社内から大きな声で自分が降りたい停留所の手前で運転手さんに降りる意思を伝える必要があった。「有落(ヤオロー:次の停留所でおります)」大きな声で声をかけると運転手さんはぶっきらぼうに左手を肩のところまであげて「了解」の合図をくれるのだ。その簡単な掛け声がなかなかできない。気恥ずかしいのだ。音的には「ヤオロー」と聞こえるのは正確には「有人落車(ヤウヤンロックチェ)」車から降りる人がいますを短縮して「有落(ヤオロー)」と発しているのだ。いつも僕が降りたい停留所が近づいてくると周りに降りる人がいないかなぁ~声をかけてくれないかなぁと祈ったものだ。そんな懐かしい思い出もブザー設置と共に消え去ろうとしている。近代的に発展することは望ましいことだし便利になることはいい事だしそれに抵抗するつもりは毛頭ない。二階建てバスにはUSBのジャックが備わっているしWiFiだって公共機関の建物や公園などの屋外にも電波は届いている。イミグレはパスポートを使う事なくスマホと顔認証でフリーパス出来る。社会インフラは先を急ぐように次から次へと便利になっている。ただ僕は汗臭くて少し汚れた頃の香港が好きだ。