「心からお詫び申し上げます」って変でしょ!
日本語ってホント難しいですよね。日本語を勉強している外国人に対してじゃなくて日本人に対してです。たった一語で意味が変わってしまったりするね。つい先ほどもお知り合いの取引先にメッセンジャーで面会のお願いをしたんです。
私:ご無沙汰しててすみません。来週ご都合如何でしょうか?
取引先::大丈夫ですが
私:来週、月曜日は?
取引先:大丈夫です
先方からは、「大丈夫ですが」と「大丈夫です」との返事でした。「が」あるか無いかで意味合いが少し変わってますよね。
最近特にテレビで見聞きするフレーズで変だなと思っているのは「心からお詫び申し上げます」です。昨日も三菱電機の社長さんが記者会見で深々と頭をさげて心からお詫び申しあげますと言ってました。今日もYahooニュースに吉野家の社長のコメントが載ってたのですが同じように「心からお詫び申し上げます」でした。役員が大学のセミナーでとんでもない事を言い放ったことへの株主総会でのコメントです。一見、丁寧なお詫びに聞こえるですが、私このフレーズを聞くととっても違和感を覚えます。何故かと言うと「心からお詫び・・・」って変でしょ?
本来、「心から」という表現は慶びを表すときに用いられる表現だと教えてもらいました。「心からお祝い申しあげます」といった具合です。お詫びするときは「深くお詫び申し上げます」です。このフレーズを頭を深々とさげて言ってる人の言葉は信用しない僕です 🙂