出口が見えない部品不足問題

と、先を見据えた海外生産戦略を進める日経企業

一昨日、お知り合いの日系の産業機器メーカーの資材部長から久しぶりにメールが届いた。懐かしいなと思いながら開いてみると日本のコロナの状況やご自身の身近の感染状況などが簡単に書かれていた後に、下記の部品を探してくれないか?との依頼だった。実はこの手の依頼は昨年下期あたりから時々頂いている。この方もそうだが私の後ろにいる華南地区では圧倒的な部品の購買力をもつVTechの在庫状況を期待してのことだろう。私はすぐに工場の購買マネージャーに問い合わせのあった部品の情報を必要数と一緒に連絡して在庫調査の確認依頼をする。と同時に市場でも買えないか探してほしいともお願いする。以前、とてもお世話になった方だ。そのことは工場側も当然認識している。きっとすぐに結果はくるだろう。

それにしてもいつまでこの品不足と納期問題が続くのだろうか?先日、福岡に出張した際にお会いした開発会社の社長さんは「絶対に5月頃には解消する」と断言されていた。理由をお聞きすると「あのね、・・・・でしょう」と自論を確信を持って教えてくれた。聞いているうちに変に納得してしまった。期待したいところだ。私が言いたいのはこのような部品納期問題ばかりに目を奪われてやいませんか?という事だ。それはそれとして部品納期問題も含めて将来の生産戦略をしっかり練り直した方がいいんじゃありませんか?という事だ。

コロナ期間と部品不足期間を無駄に過ごしてはいませんか?

具体的な内容を書くわけにはいかないので事例を示すのは控えるが、しっかりと長期戦略をもとに行動されている企業はこのネガティブな環境下においても着実に前進されている。やっぱりトップの考え方なんだろうなぁ〜そりゃ強いはずだわと感服させられるのです。今のこの一見ネガティブに見える期間を無駄にしてやいませんか?香港移住の無責任男の独りごちでした。